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「愛の母子像」にやっと碑文設置 

港の見える丘公園に隣接するフランス山に、
母子3人が寄り添うブロンズ像「愛の母子像」があります。
その像に17日、念願だった碑文が設置されました。
060119h1.jpgこれは29年前、厚木基地を飛び立った米軍機が横浜市緑区(現・青葉区)の住宅街に墜落した事故で犠牲となった幼い兄弟と母親を追悼するために、遺族が寄贈したものです。
この「愛の母子像」が設置されたのが1985年ですが、由来を示す碑文が無い為に、通りすがりの人々には何の像だか分かりませんでした。都市公園法の規定を口実に市が拒んできたからです。本音は米軍に配慮ということでしょう。
それが突然、碑文の設置が認められました。遺族の希望を知った中田市長の鶴の一声で市当局もしぶしぶ認めたようです。ただ、名前を入れることは認められませんでした。でも一歩前進ですね。


060119h3.jpg30×45cmのステンレス製の碑文には、「昭和52年(1977)年9月27日 横浜市緑区荏田町(現青葉区荏田北)に米軍機が墜落し、市民3人(母と幼い子2人)が亡くなりました。生前に海が見たいと願っていたことから、この公園に愛の母子像の寄贈を受け設置したものです」と書かれてある。
この碑文を設置するだけで、事故から29年、像の設置から21年もかかりました。
場所も多くの人の目につく山下公園ではなく、目立たないフランス山なのです。
フランス山も2004年に整備されて、港の見える丘公園へ向かう道として通行人も増えましたが、像が設置された当時は薄暗い雑木林の中にポツンと置かれていました。


060119h4.jpgこの事故が起きた時、私は小学校6年生でした。事故の衝撃とともに米軍と自衛隊、不誠実な国の対応に強い憤りを感じました。
事故直後に自衛隊のヘリがやって来ましたが、傷ついた住民を救出することなく、パラシュートで無事脱出した米軍パイロットを乗せて帰って行きました。自衛隊は事前に墜落を予測していたにもかかわらず消防への連絡すら行いませんでした。住民の救助にあたったのは近所の住民と現場近くの建設作業員たちでした。
3歳と1歳の幼い兄弟は全身火傷で翌未明に苦しみながら亡くなりました。母も全身火傷で苦しい手術を繰り返しましたが、4年後に亡くなりました。母が子どもの死を知らされたのは1年以上経ってからでした。平凡で幸せであった一家が一瞬にしてメチャクチャになったのです。その責任は誰もとりませんし・・。

加害者が米軍だと市民は泣き寝入りしかないというのは現在も変っていません。沖縄での米軍ヘリ墜落もそうでしたし、神奈川県内でも米軍人による殺人事件やひき逃げ事件なども繰り返されていますが、地位協定を盾に警察も手を出せないのです。いまだに日本は米国の植民地と同じというのが現実です。
今も毎日、横浜の街の上空スレスレに米軍機が飛んでいます。
いつ事故が起きても不思議ではありません。

この出来事を風化させないために、早乙女勝元氏が1979年に「パパ ママ バイバイ」という本を書いています。同タイトルのアニメ映画も製作されました。昔は小学校で上映されていたようですが、一部の政治家から「自衛隊を悪者として扱っている・・」とクレームが入ってから上映の機会が少なくなったようです。
映画では立ち去る自衛隊ヘリに向かって少年が石を投げるシーンが描かれています。子供向けの映画でもありますから、人々の怒りの気持ちを率直に表現したのでしょう。そのシーンのせいで左翼映画だと中傷する者もおります。石を投げなくても十分に怒りは伝わりますから、演出としてはどうだったのかな?・・とも思いますけど、ぜひ多くの人に観てもらい、日本の現実を考えてもらいたい映画です。
パパママバイバイ

「あふれる愛」を継いで―米軍ジェット機が娘と孫を奪った


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◇この記事へのコメント

『』
 こういう記事は非常に大切だと思います。
 ありがとうございます。
2006/01/25(水) 23:51:11 | URL | 045さん #-[ 編集]
『お悔やみ』
私は小学校五年の午後の授業中に火のついた戦闘機とパラシュート、そして真っ黒なキノコ雲の中に閃光のオレンジの輝を隣の学区の山内小学校の教室の窓から見ております。
お亡くなりになられた方の心からのご冥福とお怪我をされた方のお見舞いを心から申し上げます。
2006/12/13(水) 10:35:33 | URL | 植田 拓さん #-[ 編集]
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愛の母子像 2006/02/07 09:50:53 ◇ 猫の生活
昨日テレビで愛の母子像に説明板設置というニュースを流していたのをごらんになったでしょうか(アメリカ軍機墜落事故の詳細はこちら)。この事故を題材にした絵本に「パパママバイバイ」があります。これを初めて読んだときのショックは忘れません。世の中には忘れてはいけ
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